1993-06-11 第126回国会 参議院 本会議 第24号
近年、我が国農業、林業及び漁業を取り巻く内外の諸情勢は、国内的には、担い手、後継者の不足、生産物価格の低迷、国際的には、ガット・ウルグアイ・ラウンドにおける市場開放圧力の高まり、水産における操業規制の強化等ますます厳しさの度合いを増し、さらに急速な高齢化、過疎化の進行の中で農山漁村自体が崩壊しかねない危機に陥っております。
近年、我が国農業、林業及び漁業を取り巻く内外の諸情勢は、国内的には、担い手、後継者の不足、生産物価格の低迷、国際的には、ガット・ウルグアイ・ラウンドにおける市場開放圧力の高まり、水産における操業規制の強化等ますます厳しさの度合いを増し、さらに急速な高齢化、過疎化の進行の中で農山漁村自体が崩壊しかねない危機に陥っております。
そういった面では漁民、漁村に住まいます住民の生活の拠点でもあるわけでございまして、そういった面で漁港をさらに充実し、そういった機能的な面の充実をはかることによりまして漁村自体が住みよい、明るい国土の適正な発展をはかるために、そういった漁村を建設してまいる。そういった面で地域社会の生活基盤になります漁港を整備してまいる。
したがいまして、最近の被害事例から調査してみますと、漁村自体は、何ぼ陳情その他やりましても、めんどうを見てもらえない、泣き寝入りだということになっておりますし、一方、昨年起こりました湘南地区での海水浴客の流油被害、こういったことを考えましても、被害を受ける者は、個人ないしは個人に似たような零細漁家でございまして、言うならば、いわゆる国民の声なき声をひとつ国会で取り上げてもらいまして、国内法の制定並びに
今一点の問題なんですが、漁村の負債というのは、これは水産委員長にお尋ねしなきやならんと思いますが、漁村自体の地方公共団体の負債の整理の意味でありますか。漁村におるところの漁業に従事する者の負債の整理という意味でありますか。そこをはつきりして頂きたいと思いますが。
これはこの法案が遅れたために起つた問題であつて、決して漁村自体から起つた問題でないのでありまして、私はこういうことに立至らしめたということは、一に政府当局の責任にあると感じておるのでありまするが、今日まで延引したというその原因、理由はいずれにあつたのかということを、一應根本問題に触れる前にお尋ねをしておきたいのであります。